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概要

プロジェクト概要

AMNETは、米国市場において長年にわたり信頼を築いてきた日系旅行代理店です。 一方で、デジタル環境はそのポジションに見合ったものとは言えませんでした。 日本語サイトはWordPress、英語サイトはSquarespaceで、それぞれ独立して運用されていましたが、いずれも事業の成長を支える状態には至っていませんでした。 特に英語サイトは月間500セッションにも満たず、本来リーチすべきユーザー層に届いていない状況でした。 こうした背景から、分断された構成を維持し続けるのではなく、単一のプラットフォームへと再構築し、日本語圏にとどまらず、訪日を検討している旅行者へとリーチを広げる方向へ舵を切りました。 保守中心の運用から脱却し、成長を前提とした基盤へ移行することが、このプロジェクトの出発点でした。

課題

課題は単なるプラットフォームの問題ではなく、運用と構造の両面にありました。 WordPress側では、ロールや権限の設計が整理されておらず、複数の担当者が自由に編集できる状態でした。その結果、デザインやコンテンツに一貫性がなくなり、サイト全体としての統一感が失われ、ユーザー体験にも影響が出ていました。 一方で英語サイトは、別の問題を抱えていました。SEMは期待通りに機能しておらず、ツアー一覧などの主要ページも情報設計や導線が不十分でした。ユーザーの意図に沿った構造になっておらず、コンバージョンにつながりにくい状態でした。 両サイトともトラフィックは伸び悩み、インバウンドの予約も限定的で、機会損失が続いていました。 また、競合がすでにオンラインでJRパスなどを販売している中で、同様の購入体験を提供する必要性も高まっていましたが、既存の構成ではそれを実現することが困難でした。

アプローチ

再構築にあたっては、現在の運用を支えつつ、将来的な拡張にも対応できる構成を目指しました。 コンテンツ基盤にはStoryblokを採用し、構造化されたコンテンツ管理とロールベースの運用を実現しました。ビジュアルエディタにより、更新内容をリアルタイムで確認できるため、編集のスピードと精度が大きく向上しています。 コマース領域ではShopifyを導入し、JRパスなどの商品の販売をオンラインで行えるようにしました。安定性と拡張性を備えた基盤により、今後の展開にも柔軟に対応できます。 また、フォームにはFeathery.ioを使用し、ユーザーの行動に合わせた柔軟な入力体験を構築しました。送信されたデータはHubSpotと連携し、コンタクトおよびディールとして自動的に管理されます。これにより、顧客データの一元化と、より効率的な営業フローが実現しました。 それぞれの仕組みが個別に機能するのではなく、全体として連携しながら機能する構成としています。

成果

公開後、比較的短期間で変化が見え始めました。 英語サイトのセッション数は公開前と比較して150%増加し、トラフィックの質も改善しました。それに伴い、問い合わせ数も大きく伸びています。 HubSpotに蓄積されるコンタクト数も200%以上増加し、営業活動の基盤となるパイプラインが大きく強化されました。 加えて、社内での運用面にも変化がありました。コンテンツの更新はより迅速かつ安定的に行えるようになり、新しい施策もシステム全体を見直すことなく実行できるようになりました。 コンポーネントベースの構造により、必要な機能を適切なタイミングで追加できる状態が整っています。 結果として、サイトは単なる運用対象から、事業の成長を支える基盤へと変化しました。

インパクト

  • +150%

    英語サイトのセッション数 ↑

  • +200%

    HubSpotコンタクト数 ↑

  • 大幅増

    お問い合わせ件数 ↑

Amnet New York, Inc. | Selected Work | ST Systems